はじめに(ネタバレはまだありません)
どうも、「はなよわ」と申します。
ワイルドスピード、めっちゃ大好きです。アイスブレイクも、公開当日に観に行きました。
それで言いたいことが山ほどあったんですけど、ネタバレしないと語れないようなことばかりだったので言えず、映画を観た友達とかの少人数には今回のワイスピの残念だったポイントを鬼のように語ったんですけど、ネットで感想を見る限り「最高!!」っていう意見が多くて、それを見るたび『それはちょっと違うんじゃない…?(悲)』って思ってたんですよ。
最高は最高なんです。映画としても面白かったですし、全然つまらないところもなかった。
でも!!でも、なんです。
『ワイルドスピード』というブランド、タイトル、シリーズって考えるとあまりにも残念な作品で、結構悲しくなったという話をさせてもらいます。。
この作品の大ファンで愛があるからこそ言わなければならないことがあるんです。
決してアンチではありません。大好きです!
なぜこのタイミングかというと、10月6日にようやく『ワイルドスピード:アイスブレイク』のBlu-ray+DVDが発売、レンタル開始されたということで、もうそろそろ結構観た人が増えて、ネタバレ解禁してもいいかな?って判断したからです。
なので今回の記事は『ワイルドスピード:アイスブレイク』をご覧になった方が読んでくださっているというテイで書くので、盛大にネタバレを含みます。まだご覧になってなく、これから観ようと思っている方でネタバレを避けたい方は、ご注意ください。
それに伴い、『ワイルドスピード:アイスブレイク』が、どのようなあらすじかとか、キャストは誰だとかの詳しい作品紹介は割愛させてもらいます。
では、参りましょう!!
※これより下はネタバレ区域です※
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ここが残念!アイスブレイク!
その①
色々ありますが、まず大前提に、デッカード・ショウ役のジェイソンステイサムはワイスピ登場前からめっちゃ好きなんですよ。カッコ良いし、彼の作品もいくつか観てましたし。ステイサムのことは好きです、それは大前提に。
『ユーロミッション』のエンドロール中に初登場したステイサムには凄く驚きましたし、あの時の衝撃は忘れませんね。
そして『スカイミッション』では冷酷で最強の敵役、ほんとにハマり役でした。
で、「アイスブレイク最高!」って言ってる人は、何か忘れてないか?と思うわけですよ。大事な“何か”を。。。。
…
あいつ、ハンを殺してんだぜ?
いやほんとに。
スカイミッションではそのことに対しての、怒りや憎しみでドムやファミリーはショウと闘うわけで、こっちとしてもハンを殺した奴だし、なんならシリーズ1作目から登場していた大事な大事なトレット邸を爆発でブっ壊した大罪もあるしで、ショウは絶対倒さないといけない!なんだアイツ畜生!って感情移入して、ハンのことを思いながら見届けた作品じゃないですか!
それがアイスブレイクはどうよ。
ハンのことは無かったかのような仕上がり。
一応「こいつとは組めない」みたいなことをローマンとかは言うけど、そんなレベルじゃないぐらいの恨みあるよね?
ショウも、スカイミッションでの冷酷で恐ろしい雰囲気はどこへやら。
ギャグセン高めの普段のステイサムだし。急なキャラ変。「え…ショウこんな奴じゃなかったよな…」ってなりました。ほんとにスカイミッション見直してほしいです。全然キャラ違いますから。
最後の飛行機内での格闘シーンもカッコ良かったんですけど、弟のオーウェン・ショウも出てきて活躍している姿を見て、「いやいや、こいつのせいでジゼル居なくなったんじゃん…」と。
しかもほんと許せなかったのは、エンディングでバーベキューするシーンにステイサムが居ることです!!あいつ、ハンを殺してんだぜ!?
「バーベキュー」って、ワイスピの中では結構意味があるシーンで、あれを一緒にするってことが “ファミリーの証” みたいな大事な要素なはずなんですよ!!
なのに、ファミリーだったハンを殺した奴がバーベキューに居る…意味が分かりません。
とにかく全体的に、ハンのこと忘れてね?ってなりました。
ハンのことはもういいの、ドムさん?ってなりました。(ジゼルのことも)
スカイミッションであんだけ怒ってたよね、ドムさん?ってなりました。
ステイサムのキャラ変も、残念です。どうせ出演するなら、スカイミッションの冷酷な感じで、また敵役の方がよかったです。
その②
あと、スカイミッションの最後にショウがぶち込まれる絶対脱獄不可能だろうって感じの監獄あったじゃないですか?
ショウが「簡単に逃げ出せる」って言って、ホブスが「コンクリートに穴を掘れ。出口で待ってて殴り殺してやる」っていうシーン。(あのシーン結構好きなんですよ。笑)
で、アイスブレイクにショウが出てくるのは事前の情報で知ってたので、「あそこからどうやって出たのかな…」とか「ショウならまじで簡単に出れそうだからな…」とか思いながら、あの監獄からの脱獄シーンをワクワクしながら待っていたら、
「え、、なんで違う刑務所にいんの?」ってなる展開に。
しかもあんなゆるゆるの。あれはダメでしょw スカイミッションの最後のシーンの監獄からの脱獄を楽しみにしてたのに、なんであんなワケの分からないゆるゆる刑務所にいんのよ?ww
そこちゃんとしてほしかったな~って思いました^^;
脱出の戦闘シーンはカッコ良かったけど、そもそもの求めてたのと違うくて残念でした。
その③
エレナとの子?!
え、なんで??そこは1作目からそばにいる(途中居なかったけど)レティとの子供にしてほしかった。冒頭でもレティが赤ちゃんがどうとかって話しててフラグ立ててたのに、なんだそれって感じでしたね。
その④
で、エレナ死ぬの!?
もう意味が分からない。そもそもまだエレナとの子っていうのに納得してないのに、エレナ死ぬってどうなのよ。しかも死に方が雑!!
その⑤
期待していた作品だったので、残念なことが多くて少しモヤモヤしたまま迎えたエンディング。
悲劇が起こりました。
子供の名前が「ブライアン」。
「・・・」ですよほんとに。
色々ありましたが、一番興醒めした瞬間だったかもしれません。
ここに関しては「最後の子供の名前がブライアンとか、感動!」っていう意見が多くありましたが、僕は全然そんなこと思いません!むしろ取返しのつかないことしてくれたわ~ってエンドロール中ずっと萎えてました。
だってブライアンって名前にするってことは、『ブライアンがもうこの世には居ない』っていう風な崇め方ですよね?
確かに“ポール・ウォーカー”は亡くなりましたけど、“ブライアン”は、ワイルドスピードという映画の中では生き続けているわけなんですよ!
スカイミッションの撮影中に亡くなって、もしかしたら作品の中でも死ぬキャラで終わらせるんだろうか?どうするんだろうか?って思いで観た、スカイミッションの素晴らしすぎたあのエンディング。ドムと並走して行って、最後の別れ道。もう交わることはないけど、永遠にブライアンは生き続ける…そんな素晴らしいエンディングで終わったはずなのに。。
子供の名前が「ブライアン」。
は?←
嘘だと言ってくれーーーーーー!!!
しかもエレナとの子。
第5作目の『メガマックス』で、ヴィンスが子供の名前を尊敬する「ドミニク」の「ニク」から名前を取り「ニコ」って名前にしたのは、分ります。そういう名前の取り方なら分かりますが、今回の「ブライアン」は、全然意味が分かりません。
「ブライアン」は1人でいいし、なんか“死んだ”みたいな扱いが、残念でした。
ヴィンス↓
その⑥
「カッコ良い~!!」とか「こんなの思い付かねえよ!!」とかそういうことを思わせてくれる“凄いドライビングテクニック”が少ない。
なんかありました?そういうシーン。
いつも、今回のミッションはどうやってするんだろう?ってところから始まり、斜め上の発想と映画ならではの誰にもマネできない運転技術で解決していくシーンに興奮していたのに、アイスブレイクではもはや「自動運転」て。。
撮影ではCGを使わず、自動運転のあのシーンもスタントマンの方が、無人に見えるように車のシートのコスプレをして、実際に運転しています。
その様子がこちら↓
これは凄い!ってなりましたけど、映画では自動運転ってことになってるんで、自動運転の車が暴走しているテイの映像にはなんのカッコ良さも感じませんでした。
むしろ逆に、劇中の何らかのミッション遂行のために、ローマン辺りがこの着ぐるみ作戦で、無人に見せかけた車で敵を欺く!みたいなシーンがあれば「やば!頭いい!!」
ってなっていたでしょう。笑
使う車も、元々速くて値段の高いスーパーカーばかり。車ってカッコ良いなぁとか、やっぱあのキャラの運転凄い!っていう運転に魅せられることがほぼ無い作品でしたね。印象深いカーチェイスのシーンも無かったですし。
なんか車がただぶつかり合って、爆発して、潜水艦無理やり出して、ド派手なシーン詰め合わせただけみたいな印象でしたね~。
その⑦
そもそも個人的に、アイスブレイクの監督が発表されて、この監督で大丈夫か?って不信感があったんですよ。
ワイスピってずっと同じ監督じゃなくて、作品によって監督が違うんですよ。
最近でいうと3~6は同じ監督でしたけど、7(スカイミッション)は別の監督。
で、この7の監督さんはほんとに凄いと思ってて、今まで関わってない作品だったのにあんなに素晴らしい作品に仕上げたこと。撮影方法。作品に対するリスペクトや、シナリオ。すべてが完璧でした。この人じゃなかったら、あの素晴らしいエンディングはなかったはずです。
アイスブレイクの監督は、F・ゲイリー・グレイという方なんですが、「この人で大丈夫か?」と思った理由はただ単に、
この監督が作った映画が、いつも僕にハマらない!
からです。笑
ただそれだけの理由です。笑
『映画監督』ってだけで、僕なんかよりずっと凄い人なのでこんなこというのもアレなんですけど、F・ゲイリー・グレイさんの映画で面白いって思った作品がなかったので、公開前から不安でした。
見事的中する結果になり、歴代の監督が築き上げたシリーズのキャラ関係を台無しにされましたね。「本当にこの人ワイスピ見たことあんのけ?」って感じですよ。
せめてもの救いは、スカイミッションの監督が、F・ゲイリー・グレイ監督じゃなくてほんとに良かったってことですかね。
その⑧
これを言ったら元も子もないんですけど、やっぱりブライアンがいないっていうのがあまり楽しめなかったポイントなのかもしれませんね。
ブライアン枠として入ったであろう日本車の乗りの新人刑事の「ミスターノーバディ」は、運転下手くそだったし。ブライアンなら、あんなパイプ足場の下敷きになったりせずカッコ良く回避してただろうしね。
ワイスピのいいところは、主役がみんなってところで、誰かが一番輝いているっていうよりか、みんなに見せ場があって、ファミリーが主役って感じがするところなんですが、そもそも1作目を思い返すと、刑事だったブライアンが潜入捜査をするって話なので、ブライアンが主役の物語なんですよ。
だから別にもう、ポール・ウォーカー亡き今、新作のワイスピは作らなくてもよかったのかなと。
スカイミッションでやめとくべきだったなぁと。
まとめ
こんな感じで、個人的には「面白かった」よりも残念なポイントが沢山あった作品でした。今までのシリーズの関連性とか、スカイミッションまでの絶妙なキャラクター達の関係性なんかが台無しになった作品のように感じました。今まで培ってきたもの全てが台無し…本当にアイスブレイクは、全てをブレイク(壊す)した作品だったな~と。笑
なので、ワイルドスピード観たことなくて、何の予備知識ない人が観た方が純粋にあの迫力ある映像を楽しめるのかと。
だいたい、ドムがファミリーを裏切るっていう設定が熱くなれないですよね。
裏切るにしても、理由が「エレナとの子」っていうのが、そもそも無いし。
そうだとしても、ファミリーに相談して(それかレティ辺りが、ドムの様子おかしいのに気づいて「なにかあったの?」って一声かけてとか)ファミリーと一緒に、あの赤ちゃんを奪還するってシナリオのほうが、こんなバランスの崩れた作品にならなかったのかと。
逆にもうワイスピ9の冒頭で、ドムが目覚めて「( ゚д゚)ハッ!…夢か、、、」ってアイスブレイクのことが“夢オチ”っていうヒドイ設定でも、僕は許しますよ。笑
それぐらいしないとアイスブレイクでブレイクしたものは、戻らない!笑
それと最後に余談ですが、ワイスピ9の公開予定日が1年延期になった件について、ローマン役のタイリースが不満爆発していたのと、ホブスとショウのスピンオフ映画が公開決定したニュースについても、また話したいと思っています。
※追記:そのことについて詳しく書いたので、載せておきます↓↓
僕の感想は以上です!
いやぁ~!割と長くなりましたね。
アイスブレイクについて話し始めると止まらないんですよね。笑
それだけ、『ワイルドスピード』が大好きな作品だってことです。
ちなみに、ワイルドスピードシリーズが全作見れる配信サービスはこちら
全作あるので、もちろんアイスブレイクも見れるのでまた時間があるときに見返してみるのもいいかもしれませんね。←配信終了しました。
僕は何度見返しても、「やっぱ残念だなぁ~!!」という気持ちにしかなれませんが。笑
Amazonプライムビデオというサービスがよく分からないという方は、一応僕なりに詳しく説明した記事があるので、もしよろしかったらそちらの記事も参考にしてみて下さい→【比較】Netflix、Hulu、Amazonプライムビデオ、この3つ登録して分かった使用感を報告。 - ダレタメ情報屋
つたない文章で読みずらかったかもしれませんが、
長々とここまで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また!
追記:そんなワイルドスピードの最新情報(2017.11.2時点)がこちら↓